◇遺骨ペンダントの作り方とは?納め方・費用・注意点を解説
供養の方法が多様化した現在では、遺骨をお墓や納骨堂に納めずに散骨や手元供養を選ぶ方が増えました。
中でも、故人を身近に感じたいと考えている方から人気を集めている供養の方法が、遺骨ペンダントです。
遺骨ペンダントを作って身につければ、外出中も故人と一緒に過ごすことができます。
今回の記事では、遺骨ペンダントの作り方・費用・注意点について詳しくまとめました。
遺骨ペンダントを含む遺骨アクセサリーに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
手元供養とは遺骨をお墓や納骨堂に納めずに、仏壇など手元において供養する方法です。
「自宅供養」と呼ばれる場合もあり、常に故人を身近に感じられるというメリットがあります。
また、お墓を建てる・管理する負担がなくなるため、お墓の継承者がいない方・お墓にかけるコストを減らしたい方にも人気です。
全ての遺骨を手元に置くことが難しい場合には、遺骨を分骨して一部のみを手元供養にするという手もあります。
手元供養にはいくつもの方法があります。
中でも、遺骨を骨壷のまま置くのではなく遺骨ペンダントなどのアクセサリーに加工して持ち歩く方法が人気です。
遺骨アクセサリーを活用すれば、自宅のみでなく外出先でも個人と一緒の時間を過ごせるのです。
代表的な遺骨アクセサリーには、次のようなものがあります。
遺骨ペンダントには大きく分類して3つの種類があります。
それぞれの種類について知っておきましょう。
カプセル加工の遺骨ペンダントは、ペンダントのカプセル部分に、粉末化した遺骨または細かな遺骨を詰めて使います。
最も手軽に取り入れられる遺骨ペンダントであり、自分で専用のペンダントを購入し、遺骨を納めるだけで完成です。
樹脂可能の遺骨ペンダントは、粉骨した遺骨を特殊な樹脂で固めてペンダントにします。
遺骨が密封されることから、湿気・湿度による遺骨の劣化を心配する必要がありません。
遺骨アクセサリーの専門業者に依頼して、作ってもらいます。
必要な費用や期間は、業者によって異なります。
特殊な技術で遺骨から炭素を抽出して人工的にダイヤモンドを作り出し、ペンダントとして加工します。
以下のような注意点はありますが、世界で一つだけの美しいペンダントが作れます。
カプセル加工の遺骨ペンダントは、一般的な遺骨アクセサリーとして知られています。
ここでは、カプセル加工の遺骨ペンダントに遺骨を納める手順をまとめました。
骨壷の中から、カプセルに入れる遺骨を選びます。
ペンダントの中に入るサイズの遺骨がない場合には、小さな遺骨を紙やハンカチに包んで丁寧に砕きましょう。
遺骨がすでに粉骨されている場合には、適量を取り分けます。
遺骨ペンダントのネジを開けて、準備した遺骨を丁寧に入れていきます。
ピンセット・ロートを使用しても良いでしょう。
少しペンダントを揺らしながら遺骨を入れることで、遺骨が奥まで入りやすくなります。
遺骨がネジ部分に噛まないように注意して、しっかりネジを閉めます。
この際、最後までピッタリ閉めることで、遺骨の漏れを防げます。
ネジが斜めにならないように注意してください。
遺骨ペンダントの種類によっては、ネジとは別に固定剤も必要な場合があります。
製品の取扱説明書を参考にしましょう。
遺骨アクセサリーを作る時に使う金属は、シルバーまたはゴールドが選ばれるケースが多いです。
それぞれの金属にはメリットとデメリットがあるため、その特徴を把握しておいてください。
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金属 |
メリット |
デメリット |
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シルバー |
・比較的リーズナブル ・落ち着いた光沢があり使いやすい |
・空気に触れて酸化しやすい |
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ゴールド |
・高級感があり色褪せにくい ・硬度が高く長く使える |
・シルバーと比較して高価 |
自分の使い方や普段のアクセサリー・ファッションとの合わせやすさを考えて、素材を決めていきましょう。
遺骨アクセサリーを作る時には、次のような注意点を意識してください。
遺骨アクセサリーはまだまだ新しい供養の方法であり、抵抗を感じる方もいるものです。
特に家族や親族の理解を得られないまま遺骨アクセサリーを作ると、思わぬトラブルにつながる可能性があるでしょう。
また、生前に本人に確認できるのであれば、遺骨アクセサリーを作りたいことを伝えておくべきです。
遺骨アクセサリーは小さく、簡単に紛失してしまうサイズです。
外出先で遺骨アクセサリーを見失えば、見つけられない可能性が高いでしょう。
また、カプセル加工の遺骨ペンダントのネジが外れ、遺骨が溢れてしまう恐れもあります。
遺骨アクセサリーは作って終わりではなく、普段から丁寧に手入れをしてください。
手元供養のデメリットとして、自分に何かあった時に残された遺族が手元供養をしている遺骨の扱いに困るという点があります。
遺骨アクセサリーを作る時には、自分が亡くなった時に「遺骨アクセサリーも一緒に棺に入れて欲しい」「遺骨アクセサリーは先祖のお墓に納めてほしい」などの希望を明らかにしておきましょう。
明確な希望が残されていないと、遺族の負担が増えてしまいます。
遺骨ペンダントは代表的な遺骨アクセサリーとして人気を集めています。
遺骨ペンダントを活用すれば、故人の存在を感じながら毎日を過ごせるでしょう。
ただし、手元供養を決めた時には、家族や親族の理解を得ること・自分に何かあった時の遺骨の扱いを明らかにしておくことが大切です。
この記事を参考に、自分に適した供養の方法は何か考えてみてください。
天井 十秋
10年以上に渡り、全国の海域で散骨を行って参りました。
故人様の旅立ち(エンディング)を「より良く、より自分らしく」をモットーに、1,000名様以上もの供養をサポート。
故人様だけでなく、ご家族様の想いにも寄り添った、散骨プランをご提案いたします。