散骨後の供養や法事ってどうなる? ~遺骨のプロが解説~

散骨を検討している方の中には、「散骨には興味があるけど、その後の法事や法要についてどうなるのか不安」という方が多くいらっしゃるかと思います。

そこで、海洋散骨を行った後の供養や法事・法要はどのように行っていけばいいか解説いたします。

散骨後の供養や法要について

供養とは

一言で「供養」と言っても、例えば先祖供養、追善供養、永代供養や手元供養など、多くの言葉が存在します。物に対しても使用されることがあり、人形供養や針供養などは耳にされたことがあると思います。

つまり供養とは対象となる人や物を大切に思って行われるものです。

どうすることを「供養」と言うのか

「供養する」、「供養になる」と聞くと、宗教儀礼に則って進めることをイメージする人も多いでしょう。

しかし、必ずしもそうとは限りません。

最近では、特定の宗教に拘らずに葬儀を行う方が増えているのと同じく、その後のことに関しても、宗教儀礼に則らず個性を重視した方法を取っている方も多くいらっしゃいます。

例えば、普段見えるところに写真を飾る、お花を飾る、好きな物を供えるなどです。

さらに、その人のことを思い出す、縁のある人が集まって思い出話をするといったことも、立派な「供養」だといえます。

また、海洋散骨の場合、海は世界中つながっていますので、散骨したその場所でなくても、母なる海でその人のことを思い出すということもできます。

大切な人を大切に思って行うこと

もちろん、宗教者を呼んでお経をあげてもらうことも、ご先祖様や故人のことを大切に思って行えば供養になります。

縁のある人が集まって賑やかに食事することも、故人が喜んでくれそうだと思って行えば、それも供養です。

対象となるご先祖様や故人が喜んでくれそうなことを考えること、実際に行う方たちが納得されていることが大切です。

散骨して手元に遺骨がなくても供養ができるのか

海洋散骨を検討する上で、遺骨をすべて散骨してしまって、後のことは大丈夫なのかと気にされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

例えば、お墓に遺骨を納めなくてよいのか、遺骨が残らなくて供養できるのかなどが気になるところでしょうか。

お墓に遺骨を納めなくてよいのか

これについては、これから新しくお墓を建てる方と、先祖代々のお墓がある方とで答えは異なります。

先祖代々のお墓はあるが、そこには入らず散骨を…と考えている方は、本当にそのお墓に入らなくてよいのか確認する必要があります。

特に宗教者が管理する土地にお墓がある場合は注意が必要です。

遺骨を納めることが墓地使用の条件であることがあるので気をつけましょう。

また、ご家族やご親戚の中に、散骨もいいけどお墓にも納めた方がよいのでは?と考える方がいらっしゃるかもしれません。

その場合は、散骨する分とお墓に納める分に遺骨を分ける、分骨という方法もあります。

ご家族やご親戚できちんと話し合い、皆さんが納得いく形を選択していただきたいと思います。

お墓に限らず、海にすべてを散骨してしまうのはなんだか寂しい、不安と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

その場合は、遺骨の一部を自宅で保管したり身につけたりすることができる「手元供養」という方法もありますので、ぜひ検討してみてください。

散骨することで、供養できなくなることはありません。

しかし、それでも不安な方は供養ができなるという不安を解消する方法があります。

供養は誰のため?

供養とはご先祖様や故人など大切な人を大切に思い、改めて感謝の気持ちを持つこと、その人に思いを馳せることが根底にあります。

つまり、供養はご先祖様や故人のために行うといえます。

しかし、同時に遺されたご家族の心の拠り所にもなるということを忘れてはいけません。

供養に決まった形はありません。

こうしなければならないというものもありません。

ぜひ一度、ご家族で話し合ってみてください。

どういった形をとるにせよ、対象となる人の想いと併せてご家族の希望も視野に入れて検討することをお勧めします。

法事・法要とは

供養には決まった形はないとお話ししましたが、「法事・法要」はどうでしょうか?

「法事・法要」と聞くと、どのようなことをイメージされますか?

お寺や仏壇の前に喪服で一同が会し、正座してお経をあげる。

その後お膳の料理を囲む…といったことでしょうか。

そもそも「法事」や「法要」とは、仏教での儀式のことを言い、節目の日や年が設けられています。

つまり、仏教に則った形式で節目に合わせてご先祖様や故人を「供養」することなのです。

少し前まで、もしくは地域によっては現在も、前述のイメージ通りの法事・法要が行われていることは多くあります。

しかし、住宅事情等で自宅で法事や法要ができない方も増えていることは事実です。

そこで、最近ではホテルの宴会場や料理屋などを利用して法事や法要を行うケースが多々あります。

様々な相談や確認は必要ですが、きちんと宗教儀礼に則った「法事・法要」を行うことができる場合もあります。

中には、線香がNGだったり木魚などの道具がNGだったりする場合がありますので、その際は、宗教儀礼に則っていても少し簡略化されたような形になることもあります。

それでも宗教者やご家族が納得していれば法事や法要は成り立ちます。

散骨した場合、お寺や自宅で法事や法要を行った後、縁のある場所に集まってお食事をするというのもいいでしょう。

もしくは散骨した海が見えるホテルやレストランで法事や法要を行ってもいいのかもしれません。

散骨して手元に遺骨がなくても法事・法要はできるのか?

宗教儀礼に則った「法事・法要」を行うには、宗教者の存在が不可欠です。

しかし、全てを散骨していて遺骨が手元になくても法事や法要を行うことは可能です。

例えば、お墓に納骨されている方の法事をご自宅の仏壇前で行うこともあります。

普段からお付き合いのある宗教者がある場合や、葬儀が宗教儀礼に則っている場合は、散骨していても、その宗教に則った法事や法要が行われることが一般的です。

宗教者との相談によっては、法事に代わる催し、例えば宗教儀礼を行わずに節目の年に縁のある人が集まって食事会をするなどが可能になる場合もあります。

もちろん、宗教儀礼を行った後にそういった食事会を催すこともよいと思います。

その際に、散骨した海が見えるレストランなどを会場に選ぶことができれば、それも立派な法事・法要になるでしょう。

法事・法要は誰のため?

法事や法要は、言うまでもなくご先祖様や故人のためのものだと言えます。

節目の日や年が設けられているのも、仏教的に意味のあることですが、それは遺されたご家族の気持ちを整理する役割を大きく担っていることも事実です。

節目の日や年に亡くなった人のことを思い、縁のある人たちが集まってその人の話をすることで、大切な人を亡くした悲しみを思い出に変え、遺された人がしっかりと前を向いて生きていける手助けをするものであると言えるのではないでしょうか。

供養や法事・法要は故人を思う気持ちが大切

散骨後の供養や法事・法要をどう行っていけばよいか、おわかりいただけましたか?

供養も法事・法要も、皆さんの気持ちが最も大切です。

ご家族で話し合い、最良の方法をお選びください。

ただし、供養も法事・法事も、無理をしてまで行うものではありません。

皆さんが気持ちよくできることを考えていきましょう。

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