◇散骨で後悔してしまう原因とは?後悔しないために知っておきたい6つのこと
散骨はご遺骨を自然に還す供養方法で、最近注目されています。
などのメリットもありますが、事前に知っておかないと後悔してしまうこともあるので注意が必要です。
ここでは、「散骨で後悔してしまう原因」や「散骨で後悔しないために知っておくべきポイント」などをご紹介します。
まだまだ知られていないことが多い散骨について理解して、後悔のない形で故人をお見送りしましょう。
実は散骨はどこでも好きな場所でできるというわけではありません。
例えば、海水浴場の近くや漁場の近くなど迷惑になるような場所での散骨はルール違反です。
山で行う山林散骨でも他人の所有地で許可なく行うことはできません。
業者の方に依頼すれば業者が所有する土地などで散骨可能なので、場所のトラブルに巻き込まれる可能性は低いでしょう。
散骨を専門業者に依頼した場合は、指定の場所で行うことが多いです。
実際に行ってみると思っていた場所と違ったということもよくあるので、業者に依頼する場合でも事前にどのような場所で行うのかを確認しておきましょう。
散骨時や散骨後にトラブルになることも多いです。
事前に起こりやすいトラブルを知っておくことで、トラブルを回避しましょう。
では、実際によく起こる散骨時のトラブルをご紹介します。
散骨によって起こりやすいトラブルとして親族間のトラブルが挙げられます。
人の供養の仕方に関しての考え方には個人差があり、散骨についてもそうです。
そのため、散骨を行う前に親族間でしっかりと話し合って、みんなが納得してから行うことが大切です。
上でもご紹介しましたが、散骨場所を間違えると地域住民とトラブルになってしまうこともあります。
例えば地域の方が大切にしている場所で勝手に散骨をすると、後に訴えられる可能性もあるので注意が必要です。
散骨は人によっては縁起が悪いと考えるので、地域住民の精神的なストレスになるような場所での散骨は避けましょう。
散骨を行っている業者の中にはご遺骨を適当に扱ったり、違法な方法で行ったりする業者が含まれています。
大切な故人のご遺骨を丁寧に扱ってくれないということで後に業者とのトラブルになることもあります。
業者に依頼する際には、信頼できるところを選びましょう。
全てのご遺骨を散骨してしまうと、散骨後のお参り場所が無くなってしまいます。
特に自宅から遠い場所で散骨をした場合は散骨をした場所でお参りするもの難しいでしょう。
まだまだ日本では、お墓にお参りすることで故人を感じられるという人も多いので、事前にお参りについても考えておきましょう。
まずは、散骨前にしっかりと親族間で話し合いをしておきましょう。
散骨に対しての考え方はさまざまなので、事前に話し合っておくことが大切です。
散骨を行うことに同意が得られたら、場所やお参り方法などについてもみんなで相談しましょう。
散骨をする際には、一部のご遺骨を手元で保管するのをおすすめします。
全てのご遺骨を散骨してしまうと、散骨後のお参り場所に困るという人が多いです。
手元供養すれば自宅など身近な場所でいつでもお参りできるので、散骨後のお参り問題は解決します。
全てご遺骨が無くなってから後悔しても遅いので、一部残しておくという方法も知っておきましょう。
一般的にお墓にご遺骨を保管する場合は、お参りの場所がお墓ということが多いです。
全てを散骨した場合はお墓などもないことが多いので、お参りの場所を迷うという声も聞きます。
そのため、事前にお参り場所や方法を決めておきましょう。
ご遺骨の一部を自宅で保管する手元供養をする、一部のご遺骨をお墓に保管するなどさまざまな方法があるので家族や親族の生活スタイルに合った方法を選びましょう。
散骨を行う場合は事前に場所を確認しておきましょう。
どこで行っても良いと思って、故人が好きだった場所という理由だけで選ぶと後のトラブルの原因となるかもしれません。
地域住民や観光客の迷惑となるような場所は避けたほうが良いので、事前に確認しておきましょう。
自分で調べても分からない場合は、役所や専門業者に相談するのがおすすめです。
散骨業者に依頼する場合は、優良な業者に依頼しましょう。
散骨を行っている業者の中には、お金目的で参入してきたような業者も紛れています。
そのような業者の中には、ご遺骨を丁寧に扱ってくれないところもあるので、散骨を専門に行っている信頼できる業者に依頼するようにしましょう。
散骨の優良業者を見つけるためには、複数の業者で相見積もりを取るのがおすすめです。
相見積もりを取ることによって、費用目安や散骨式の内容を見比べることができるので怪しい業者に引っかかる確率が下がります。
また、身元が明らかな業者・葬儀関連の事業を長く行っている業者を中心に選ぶと安心です。
散骨にはいくつかのマナーがあります。
例えば、散骨に出席する際には喪服ではなく平服を着用する、散骨前にはご遺骨を粉骨する、など散骨独自のルールがあります。
特に、粉骨していないご遺骨を撒いてしまったら法律違反になる可能性もあるので注意が必要です。
このようなポイントを知っておくことで後悔が少ない散骨を行えるのではないでしょうか。
では、次に散骨時のマナーをご紹介するので、散骨を行う前にチェックしておきましょう。
散骨にはさまざまなマナーがあります。
散骨時のトラブルを避けるためにもマナーをまずは知っておきましょう。
散骨を行うためには「粉骨(ご遺骨を粉状に砕く)」しておく必要があります。
ご遺骨をそのまま撒いた場合は、法律違反になる可能性もあります。
自分でも行うことができるし、業者に依頼することもできるので、ご自身に合った方法を選びましょう。
散骨ができる場所は限られています。
他人の所有地・公園・海水浴場や漁場の近く・水源の近くなど他人の迷惑になるような場所では行うことができません。
他人の迷惑になるような場所で散骨すると、後のトラブルの原因となる可能性もあるので、散骨場所を選ぶ際には注意が必要です。
散骨に出席する際の正しい服装は平服です。
喪服での出席は基本的にマナー違反とされることが多いです。
散骨場所や主催者の考えにもよるので、服装について分からない場合は、主催者の方に確認しておくと安心です。
散骨で献花や献酒を行う場合は自然に還るもので行いましょう。
例えば、海洋散骨でプラスチック包装や茎を撒いてしまうと、海の生き物を傷つけたり海を汚したりしてしまう可能性があります。
自然に撒くものなので自然に悪影響を与えないようなものを選びましょう。
散骨は最近注目を集めている供養方法ですが、散骨後に後悔したという声を聞くこともあります。
勝手に行うと散骨後に親族間でトラブルになったりすることもあるので、事前に話し合いをしておくことが大切です。
散骨後の後悔の声として多いのが、散骨後にお参りする場所がなくて寂しいといった内容です。
散骨後に寂しい思いをしないためには、ご遺骨の一部を自宅で保管する手元供養がおすすめです。
一度散骨するとご遺骨が戻ってこないので、後悔しないように散骨後のお参りなどについても決めておきましょう。
天井 十秋
10年以上に渡り、全国の海域で散骨を行って参りました。
故人様の旅立ち(エンディング)を「より良く、より自分らしく」をモットーに、1,000名様以上もの供養をサポート。
故人様だけでなく、ご家族様の想いにも寄り添った、散骨プランをご提案いたします。